おすすめの漫画。その一、GS美神極楽大作戦!!

 何を書いていこうかなと思いつつ、私の創作の原点でもある作品を紹介しようかなと思います。

 『GS美神極楽大作戦!!

 小学館より発売されているサンデーコミックスの名作です。

 

 世界はバブル全盛期からバブル崩壊後の現実世界。ただし、神族や魔族や妖怪に幽霊が存在していて、除霊をするゴーストスイーパーという職業が確立されている世界。

 基本は一話から数話で完結する流れで、ギャグとかネタが各所に散りばめられているという意味では、何度も読んで気付くというネタもあります。

 

 現在だと書けないのでは? と思う危険なネタもあり、連載当時の世情と現在との違いも今では感じますね。

 個人的はシリアスとネタやギャグの書き方が凄いなと思います。長編はシリアス多めです。

 一昔前では二次創作が数多存在していまして、それが私の創作の原点となります。

 

 主人公?は美神令子。

 超一流の霊能力と美貌が売りのゴーストスイーパー。いわゆる除霊屋ですね。

 守銭奴で意地っ張りで寂しがり屋な、かなりめんどくさい女といえば怒られるかな(笑)

 

 裏主人公?は横島忠夫。

 馬鹿でスケベでどうしようもない男。色香に惑わされて、美神の下で時給250円でアルバイトを始めた高校二年生。物語中盤以降は、彼の活躍と行動が物語を左右し始めてしまい、どっちが主人公かわからない感じに(笑)

 

 全体として時代の変化なのか、それとも登場人物の成長なのか、美神や横島の性格や様子も変化していきます。

 初期の美神はちょっとキツいですし、横島もダメな面が多い感じです。

 中盤以降はふたりのいい面が出ていまして、横島もモテていますしね。

 序盤で合わないなと思っても読んでみてほしいと思う作品です。

 

 私としては実は物語終盤のアシュタロスとの戦いの結末がすっきりしなく、後年になり偶然二次創作を発見したことにより、二次小説を読むようになり、いつの間にか創作する側に回りました。

 二次創作が今ほど有名でもなく、また知らない人は知らない時代だったんですよ。

 

 おすすめは個人的なおすすめは、コミックス29巻からのアシュタロスとの戦いです。

 ルシオラ、ベスパ、パピリオの三姉妹と、横島とアシュタロスの交錯する思いと願い。

 個人的には違う結末にしてほしかったなと、今でも思う時があります。

 

 私の創作の原点。もし読んだことがなければ、一度読んでみてはいかがでしょうか?